今回作成するのはお尻の形に彫り込んだスツール(背当ての無い椅子の事だよ) 一枚板で作るにはかなりの幅と厚みがいるので、シンプルだけれど贅沢な一品だ。
今回は木工教室で教わりながら作成したよ。
材料
今回の材料は大きな鬼胡桃の一枚板。厚み70mm、幅600mmの大きさがあり、がっちりした物だ。
座面の加工
キアイで二時間平面出しの鉋がけの後、アウトラインを作成中。
足用の穴は、安定感向上のため治具を使用して外側に傾斜をつけて開ける。
その後は、木工用切削ディスクを付けたディスクグラインダーと反り鉋で、削って座ってを繰り返し自分のお尻に合わせた形状に追い込んでいく。
どうも尾てい骨と、ももの部分が重要っぽい、コツコツと削っては整えていると一日はあっという間一日目終了。
昔子供の頃は真っ平らな椅子でもお尻が痛いなんて事は無かったし、高校生まで学校の椅子は少し整形しただけの板だったのに。
今はもうそれに1時間座っている事は多分無理だ。なんでなんだろうね。
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足の加工
残念ながら足の勘合部分は、難易度が高いので支給材。木工旋盤で削り出したそうです。
その端面にくさびを打つための溝を切るよ。
座面に刺して、向きを整えたらたっぷり木工ボンドを付けたくさびを打ち込む。
完成!
上面に合わせてアサリのないノコギリでカット。
やすりがけして塗装にオスモオイルのエキストラクリアで仕上げる
お尻にぴったりフィットのスツールの完成っ!
初出2011.2.6 再編集・移転2016.1.27