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車中泊を快適に! リア窓にピッタリハマるベンチレーションを手作りしたよ 〜DIY・換気扇・オデッセイハイブリットRC4〜

 コロナ禍で事前の宿泊予約も難しい昨今、旅行も中々不便である。盆の旅行でオデッセイハイブリッドの長距離旅行も中々良いなと思い、思い立った時に旅立てる車中泊カーのためのベットキットを探していたら、有るじゃないですか!びっくり!!

 

 オデッセイも8人乗りだとセカンドシートが折り畳めるので、いくつか販売されているし、自作も可能かもしれませんが、我が家のセカンドシートは独立タイプで背が高くフラットベットは無理かなと思っていたのです。

 

 早速ベットキットを発注して納品待ちの間作ったのがこれ、窓に取り付けるベンチレーション(換気扇)

車中泊を快適に! リア窓にピッタリハマるベンチレーションを手作りしたよ 〜DIY・換気扇・オデッセイハイブリッド〜

 車中泊したことある人はわかるかもしれませんが、暑い季節はとても寝れないし、それ以外の季節でも、一晩寝ると呼吸から出る湿度で窓が真っ白に結露するんです。

 結露した窓を拭き取ると拭きムラが中々取れないし、窓開けて寝ると虫が入るし、あかりを使用すると外から丸見え。

 

 というわけで、ベンチレーション作成である。

 

目標仕様は、

  1. ポータブル電源で一晩中換気できること
  2. 虫が入らず、外からの視線も遮れること
  3. RVパーク等での利用時、外部電源の引き込みが可能で、AC100V駆動もできること
  4. 室内照明も設置したいといったところ

自作ベンチレーション 車中泊換気扇 照明ユニット

12V用の12センチファンを購入、他に電源分岐ユニット、USB変換ユニット、LEDライトバーなどを購入、自宅にあったACアダプターを含めレイアウトを考える。

 

ファンはこれを使用、12Vで稼働することと、調整機能があるのが良い

 

 

12ボルトを分岐するためのターミナル、抜き差しが無いなら、別に要らないかも?

 

 

12Vを5V2.1AのUSB電源に変換するボックス

今回照明ユニットの電源がUSBだったのでこれを利用

 

我が家4本目の調色、光量変更付きのLEDバーライト

明るいのとスイッチが自光式で真っ暗でも位置がわかるのが良い

 

後部座席左側の窓に取り付けたいので、窓の形を写し取る。

霧吹きで窓を濡らし、一枚に開いたゴミ袋を水気でくっつけて、マジックで型取りする感じ。

それを合板に写し取り、ジグソーでカットした。

 

車中泊を快適に! リア窓にピッタリハマるベンチレーションを手作りしたよ 〜DIY・換気扇・オデッセイハイブリッド〜

 

ジグソーはカーブ形状を切りやすい電動ノコギリ。丸鋸よりも時間はかかるが、安全にカットできるのが良いね

 

車中泊を快適に! リア窓にピッタリハマるベンチレーションを手作りしたよ 〜DIY・換気扇・オデッセイハイブリッド〜

車の窓って四角いようで意外と直線がない、ゆるくRを描く平行四辺形のような形状なので意外とぴったりにカットするのが難しかった。板の下側は上側と同じRだったのでビニールをずらして形を合わせる。

 

オデッセイハイブリッド ベンチレーション

オデッセイのリア窓、窓枠上端の様子、板の左端を残して4mmほど逃しを入れた。板の残った部分が、もともとガラスが収まる部分の溝に入り、上側の固定とする。

 

車中泊を快適に! リア窓にピッタリハマるベンチレーションを手作りしたよ 〜DIY・換気扇・オデッセイハイブリッド〜

窓枠下端の様子、下端は真ん中を5mmほど掘り下げて、ここに窓ガラスが入り固定される

 

パワーウィンドーがオートで締めると、手指挟み込み防止機能で、閉まった後反転して開いてしまうので、チョンチョンと軽く閉めていく技が必要 (ガラス割れないように注意也よ)

 

トリマー

上端の形状処理は、ボッシュトリマーの標準付属治具で対応可能、治具下端のコロを板に沿わせて動かすことで、形状に沿って切り書くことができる。

 

ボッシュトリマー 自作治具

板の下端中央に溝を切るには、このように板を挟み込む治具を利用する、一度に刃を出し過ぎると負荷が大きいので、少しずつ何度かに分けて溝を掘っていくと良い感じ。

 

 

値段も安く、使いやすくてお気に入りの電動工具だが、負荷をかけすぎるとコレットが割れやすいので注意が必要

 

ボール盤とホールソーで丸くくりぬく

たまたまお風呂にスピーカーを取り付けた時、天井を切り欠いた110mmのホールソーがあったので、ボール盤に取り付けて丸穴を開ける、ホールソーがなければジクソーで丸く切っても十分

 

タッカーで虫除けの網戸を貼り付ける

交換用の網戸の端材をタッカー(ホッチキスの大きなやつ)で、貼り付けたよ 上からファンで押さえつけるので、多少ラフでも良い

 

 風量切り替えスイッチが発熱しやすいみたいなので、放熱のためアルミ板の上に設置、ケーブルを美しく這わせるのは中々難しい

 

本体はMAX製じゃなくても、100キンのものでも良いが、針は座屈しにくいMAX製がおすすめ

 

ファン越しに光が漏れたり、雨ダレを防いだり、外からの視線防止に、外フードを取り付けたい、100均やホムセンを歩くも適切なものが見つからないので、仕方なく自作、入らないクリアファイルで試作する。 寸法的には上の写真くらいがちょうどよかったよ。

 

試作品を元に、防水性等を考慮し100均のA3ポケットファイルを分解して、表紙のプラ素材を利用することにした

 

ベンチレーション 自作フード (ガラリ)

隣り合ったファン二つをまとめて一つのフードにすることにして、ガラリを制作。

 

固定は超強力両面テープを利用した。

 

固定の定番3Mの両面テープ 耐候性を鑑みるとこっちの方がおすすめかな

 

スプレーで塗装したり、AC駆動時のためのACアダプタや、LED照明、外部電源取り入れ時のケーブルをまとめるフックなどを取り付ける

 

写真撮り忘れたけれど、このあと左上を10mm角ほど切り欠いて、外部電源取り入れ口を作成して無事完成! 

 

先日の実地投入試験はバッチリ、これから活躍してくれそうです。