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自作スピーカー作り第二弾 iMacにぴったりのトールボーイスピーカーを作ろう <DIY・手作りスピーカー・作り方>

 自作スピーカ製作第二弾iMac専用トールボーイ型スピーカーを作製したよ。

 ユニットは前回と同じステレオ誌の付録スキャンスピーク製です。(2冊雑誌購入のため4ケのユニットがあります)

 

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写真は組み立て後、試聴時の写真。iMac純正っぽくぴったりサイズで作製してみた。

では作製記を書いてみるね。

 前回の作製記はこちら

 製作コンセプト

 机上にできるだけコンパクトに設置できて高音質なもの、通常のブックシェル型だとある程度のエンクロージャー容量を稼ぐと、デスクトップ上の場所をかなり占領しちゃうので、ミニトールボーイ型で、細く高く容量を稼ぎつつコンパクトなデザインにしてみた。

 

 材料

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 堅木の集成材は使い切ってしまったので、今回はシナ合板の12mm厚を使用、MDFでも同じくらいの厚みだと大して値段変わらないので、木目の奇麗なシナ合板にしてみた。

 材料費とカット代で2500円程、組み立てると縦110mm横110高さ512mmで、約3.7lのエンクロージャー容量となる。

 

 ホームセンターとはいえ、パネルソーでカットなので、直線・直角はばっちり、前回よりだいぶ楽に作れそうです。

カットについて

 ホームセンターでカットしてもらう時は、正確な長さより両面の板の幅や長さが同じとなるようにカットすると、奇麗に組めます。正確に計っても必ずズレるので、同じ長さはセットしたら変えずに全部切ってしまうように木取りの順番を組むのがおすすめ。

 

スピーカーユニット取り付け穴の加工

 前回のスピーカー取り付け穴加工の様子、詳細は前記事を参照してね。

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ユニット取り付け穴は、トリマーに治具を付けて加工。この辺は前回同様だから省略っ

 

BOSCH(ボッシュ) パワートリマー〔PMR500〕

BOSCH(ボッシュ) パワートリマー〔PMR500〕

 

 

 ダクトの加工

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 前回と同じで切り落としたユニット取り付け部をダクト穴の材料にしたよ。極低音域より中高音が奇麗になるように大きめの35mmでダクト穴を開けました。

前回穴が小さすぎて篭った音になったので、やや大きめの35mmを選択したよ。

 

 フォスナービットは底面も側面も奇麗に開くので、塗装等の下ごしらえが楽チンです。

 

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 こちらは標準型のエンクロージャー、約4.5lタイプ 

実は同時進行で、もう一つ予備として標準型のスピーカーを作製しています。

割と縦横比が標準的なエンクロージャーこちらは30mmダクトにしました。

 

 クランプは偶数単位での購入がお勧め 物による性能差はあまりないかな

KENOH ニューFクランプ 450mm F-450N

KENOH ニューFクランプ 450mm F-450N

 

 

 スピーカーターミナル部の加工

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スピーカーターミナル内側は、端子部の長さの関係でザクリ穴に固定しました。

 

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 組み立て後に撮影のスピーカーターミナル外側の様子

 場所はPC内側側面に取り付けてみた、少しでもターミナルの飛び出しを防ぐのにボール盤とフォスナービットで5mm程坐繰りを入れたよ。

 

我が家のボール盤はこれです、コンパクトでパワーも十分なんだけど、作業台の上下エレベーターがないので微調整が大変かな。リョウビの同価格帯の方が良いかも

マキタ 卓上ボール盤 TB131

マキタ 卓上ボール盤 TB131

 

 

 

組み立て

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 組み立てのコツはしっかり木工ボンドを塗って機密性を高めることと、完全に硬化するまでしっかりクランプをつけておくことかな。

吸音材の固定

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 吸音材は前回の余りの熱帯魚フィルター用アクリル綿を使用。

 (組む時はこのように張りましたが、視聴してみると結果的に足りず、板状でない普通のアクリル綿を各30gずつ後で足しました。)

 

完成!

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バッフル板を接着後、角部をトリマーでR面取り、今回は合板なので、控えめにサンダーを掛けオスモカラーのエキストラクリアで仕上げました。 磨き込めなかったのでつやはありませんが、しっとり奇麗な木目で仕上がりました。

写真で見ると大きく見えますが、実際はかなりコンパクトサイズです。

 

 トリマービットは消耗品でもあるので幾つか持っていますが、一番よく使うのはストレートですね これ割と切れ味よく満足しています

 

iMac専用トールボーイ型スピーカーを試聴

 試聴してみる.....

 残響音が多い、ライブな感じというのかな?

 一度では中々思い通りにびしっとは決まりませぬな、触ってみると筐体が共鳴している訳でもないみたい、上におもりを置いてみたがそれほど変化無い。 

 

 最悪予備に作っている汎用形状と差し替えかと思ったが、ユニット穴から吸音材を追加してみたら改善が見られたので、ホームセンターへ買い足しに行く。

一ユニット当たり30g(1.2l程かな、価格は99円×2)足した所で、良い感じに残響音が減ったので一安心。

 

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 毎晩慣らしを兼ねて音楽掛けてます。ダクトがやや短いのと剛性の関係か、前の物より低音域が少し弱いけれど、奇麗な音鳴ってます。

 机上で使うとスピーカーとの距離が近いのでステレオ感が強いのと、スピーカー高さが耳の少し上くらいで鳴るので心地よい。設置場所もコンパクトだし気に入ったのだ。

  

 綺麗な中高音が鳴ったら重低音もなんとかしたい、次はスピーカー作り第三弾としてサブウーファーを作製するぞい。


自作サブウーハーアンプ編に続く。

 

再編集2016.2.8 

 

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