ドアの防音、床の防音に続き壁の防音に行きたいところだが、せっかく壁を工事するので、先に必要なケーブルや電源を引き回したい!というわけで、今回はケーブルの埋設について書いてみる。
- ケーブルの選択と引き回し
- 壁の穴あけ
- 屋根裏の引き回し
- 壁コンセントからの音漏れ
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ケーブルの選択と引き回し
防音DIYしている部屋は、元々箪笥等が並ぶ物置部屋として設計したので、コンセントが少なく、アンテナ線なども引き込みが無い。 ゲームや音楽などを考えるとLANケーブルも引き込みたいというわけで、壁の防音工事と並行して各種ケーブルを引き回すことにした。
2.壁の穴あけ
壁の裏表を確認して、壁の石膏ボードに穴を開け、引き回しノコギリでコンセントのサイズに切り抜く。石膏ボードの粉は掃除機かけても綺麗に回収しきれないので、養生しておくのがおすすめ。
次に天井裏の点検口から屋根裏に上がる。 建築時に通常より一回り大きな点検口をオーダーしておいたので、すんなり天井裏に上がることができた。
我が家はセルロース断熱材での施工なので、天井裏はセルロースの層が3.40センチにわたって降り積もっている、それをかき分けて目的の壁に到達
気密シートを剥がして天井裏で分岐をかけた、コンセントケーブル、アンテナ線、LANケーブル、リア用スピーカーケーブルを壁の中に下ろしていく。
今度は屋根裏から戻り、壁の穴から携帯のカメラを突っ込んで撮影 なんとか近くまでケーブルが降りてきているようなので、指先で探って引き出す。 文字で書くとそれだけだが、ここまで開始からすでに4時間、建築後にケーブルを引き回すというのはなかなか手間な物である。
足りない部材をホムセンに買いに走り、引き出したケーブルを接続する
右側のスピーカーケーブルの引き出し用の部材がホムセンで手に入らなくて、ネットで注文したけれど、とりあえずこのまま設置 してみるも.....
音楽をかけて隣室から聞いてみると、防音DIY前より音漏れしてる......!!!
やな予感はしてたけれどやはり壁コンセントから壁内に漏れた音が、反響して響くらしい。
一応壁内にもグラスウールを追加して吸音声を高めたのだが、それを上回る音漏れが発生している模様。
防音というのは難しいね、少しでも穴があると音が伝わっていく。
仕方ないので、スマートな見た目は諦め、遮音した合板に一本ずつケーブルを通していく
複数のケーブルをまとめて通すと絶対に隙間ができるので、ケーブルに合わせた穴を開け、貫通させた後にコーキングで隙間を埋める。
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ケーブルの先を再度加工し、外つけコンセントボックスに配線する
引き回すだけで休日を丸一日消費してしまった。
次は防音DIYも最後 壁の防音工事だ。
つづく
その1 防音ドアのDIY
その2 床の防音DIY
その4 壁の防音DIY