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防音室をDIYで作ってみた その1 室内ドアの防音DIY 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・ケーブルの埋設・手作り・自作〜 

 

防音室をDIYで作ってみた 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・防音ドア・ゲーブルの埋設〜 

 今回は自宅の部屋の一室を、防音工事してみたから、経過や効果、難しかったところを書いてみるよ。

 

最も効果が大きかった場所は、ドアの防音化

 

 

防音室をDIYで作ってみた 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・防音ドア・ゲーブルの埋設〜 

 元々付いていたドアは、木製で波ガラスの入った開戸、フラッシュ構造ではなく、木が中まで詰まっているので、見た目の割に重いドアだが、一般的な室内ドアである。

 

防音室をDIYで作ってみた 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・防音ドア・ゲーブルの埋設〜 

 防音DIY後のドア、窓も塞がれ、吸音材も貼り付けられているが、最も効果が高いのは、その下の黒い層、遮音シートだ

実はドアより、数ミリずつ大きくカットしてあり、下面は若干開け閉めする時引きずる感じ、側面はラッチをかける際に少し押し込まないと反発する程度にカットしてある。

 

これによる隙間埋めが、室外に漏れ出る音を大幅にカットしたよ。

 

我が家の室内ドアは、通気性の確保のため、下部が数ミリカットしてあるのだが、それが音漏れの最も大きな要因だったのだ。

 

 ただこれを塞ぐことにより、二酸化炭素濃度の増加や、火器を使うと一酸化炭素中毒になる恐れもあるから、換気計画と並行して行う必要がある。

 

工事は次のように進めたよ

 

1.ドアの金具を外す

防音室をDIYで作ってみた 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・防音ドア・ゲーブルの埋設〜 

邪魔になるドアの引き手などの金具を外して、工事を進めやすくした。

2 ドアに吸音材として断熱材を詰める     

防音室をDIYで作ってみた 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・防音ドア・ゲーブルの埋設〜 

窓ガラスに、断熱材であるグラスファイバーを詰め込み隙間を埋める

 防音的に大きな効果は見込めないが、ガラス越しに室内を見た時、真っ黒の遮音シートより、真っ白な綿が詰まっている方が違和感が少ないということも有り、別の断熱工事で余ったグラスウールを詰め込んだ。

 

 

 今回使用したグラスウール断熱材、価額が安くふわふわとしたグラスウールなので、肌に刺さる感じが非常に少ない。袋詰めされているので、施工が楽など扱いやすい商品であった

 

3.遮音シートを貼る

 

防音室をDIYで作ってみた 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・防音ドア・ゲーブルの埋設〜 

断熱材を抑えるように、ドアに遮音シートを貼り付けていく、ゴム系のシートで厚みは1mmあまりだが、重力に逆らって貼り付けるのはなかなか大変。

 タッカーというホッチキスのお化けみたいな工具で貼り付けるが、予算があるなら電動タッカーを進める

 

 

 

 我が使用している工具はこれ、ちょっとした面積の断熱や防音工事でも、1000本単位の針を打つので、電動じゃないと、片手で材を保持しつつ片手で力を込めて打ち付けるのはかなり困難 ただ打ち込む場所が床面等なら、手動タッカーも有り(500-2000円)

 

 

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遮音シートを打ち込み終えた木製ドア、このドアは合板のフラッシュ構造ではないので、どこにでもタッカーを打ち込んでもよく効くが、スマートな見た目のドアは、芯材がある場所を見極めてタッカーを打ち込む必要がある。 

 

 タッカー固定の良い点は、跡が残りにくく現状復帰が容易な点、借家や賃貸でも工事しやすいところだ。  

 

 

 今回の工事では、どちらも10mづつ使用した、大建の方が安くて、ホームセンターでも取り扱いが多いが、サンダムはHPで遮音効果を公開しており信頼性があついらしい。 物はサンダムの方がやや厚みがあるが、作りはそう変わらんので効果もそう変わらないと思われる。

 

 10m巻きはかなり重いし、余らせると処分も難しいので必要量を見極めよう

 

防音室をDIYで作ってみた 〜防音カーペット・防音材・遮音材の利用・防音ドア・ゲーブルの埋設〜 

4.隙間テープで気密を上げる

 

 写真は撮り忘れているが、ドアの淵周りに隙間テープで気密を上げてある。遮音シートと合わせ2回の遮音層となるため、ドア外への音漏れはかなり軽減された。

 

 

 

 発生する隙間に合わせて戸当たりテープを貼り付ける。厚みがありすぎるとドアが閉まり切らなくなるので注意 少し力を入れて引くとピッタリ閉まる程度が良い。

 

5.吸音材を貼り付ける

 

遮音シートの上に吸音材として、断熱材を両面テープで貼り付けてある。

 

吸音材は外に漏れる音を小さくする効果はもちろん、残響音がググッと減るので、オーディオやスタジオ利用でも音が聞き取りやすく、音楽室やスタジオのような響きになるのがよいね

 

 

注意!!

ドア下の換気隙間を塞ぐことにより二酸化炭素濃度の増加や、火器を使うと一酸化炭素中毒になる恐れもあります 換気計画を並行して実行し、防音と換気を両立しましょう。

 

個人がDIYでやったことの記録であり、被害や事故については各自自己責任でお願いします。 

 

 

その2へ続く

 

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その3

 

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その4

 

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