前回は一番効果の大きかったドアの防音DIYだったが、今回は床面の防音について書いてみようと思う。
- 床の防音DIYを考える
- 床の防音DIYは計測から
- 床に遮音シートを貼ろう
- 防音用カーペット サンシンフォニー
- 床の防音効果
-
床の防音DIYを考える
部屋の防音を検索すると、一番多いのはマンションやアパートの上下階に響く子供の足音対策が多いようだ。 我は戸建てしか住んだことがないのだが、2階の音は意外と響く、それが家族ならともかくよそのお家の音ならばやはり気になるのだろう。
床の防音対策としてはピアリビングhttps://www.pialiving.com/ なんかが実証した商品を販売していた
厚みと重さのあるゴム質の遮音層と、防音用に設計されたカーペットが有効のようだ。
2.床の防音DIYは計測から
今回防音DIYするのは、少し変わった形状の部屋で、面積は6畳だが、L字型に折れ曲がっている元物置部屋だ。
床は構造用合板の上に無垢のパイン材で厚みは合わせて50mmほどである。
調べると防音カーペットはサイズオーダが可能ということなので、まずは床のサイズを測る。
3.床に遮音シートを貼ろう
DIYで作成した机の足部分が、床面と一体化しているので、一部カットしながら遮音シートを貼っていく。
遮音シートは特に表裏の効果の差はないらしいが、接着剤等を後で塗布するときは、黒い面にするとのことなので、一応その面を上にしながら轢いてタッカーで止めていく。
今回は幅を重ねて一部2重に貼ってしまったが、カットするなら2枚を気密テープで固定して一体化するらしい
テープ類も建築に使うと意外と量を使うので金額が張るが、布テープのように数年後ガムのように溶けたりひび割れても嫌なので、良いものを使おう。
4.防音用カーペット サンシンフォニー
床の防音では、キッズコーナーによくあるような、パズル型のコルクシートや、クッションシートという選択肢もあるが、既製品の防音用のカーペットは見た目が良く、防音面積の割に安価なので専用品の「サンシンフォニー」という商品を購入した。 壁紙などでお馴染みのサンゲツの商品で、音楽スペースや子供の足音の軽減などを目的に開発された商品で、厚みのあるクッション層のあるカーペットのようだ。 クッション性が高いので介護などの需要にも良さそうである。
今回購入したサイトでは、形状切りかけ切断はもちろん、その部分もほつれ防止の縁取り加工がされるので、変形形状の部屋でも綺麗に収まるので見た目が良い。
防音カーペットサンシンフォニーの裏面、もちっとした弾力のクッション層 厚みがあるのでクッション性・防音性・断熱性が優れる
表面は短いパイル地 さっばりしたデザインで悪く言えば味気ないが、広い面積で敷き詰めても違和感がない雰囲気 カラーも三色展開あり、どの色でも同じようなトーンで違和感がない
カーペットの厚みがある分、オフィスチェアーのキャスターが沈み込むので、座ったままの移動はしずらい、キャスター跡もつくがしばらくすると消えてるので復元性も高いのだろう。
無垢材の床だったことも有り、歩く際に微なきしみ音がすることもあったが、カーペットを敷いた後は移動しても気配さえ感じないくらい無音で歩ける。
また床面は面積が大きいため、カーペットを敷くと見事に部屋の残響音がおさまった。音楽をかけていてもとても気持ちよく聴ける音質になって気持ち良い部屋となった。
残念なのは内開きのドアで出入りするため干渉する部分にはカーペットを敷けないこと。後付けのDIYだから仕方のない部分ではあるが、部屋全面に敷き詰めたくなった。
その3に続く
その1
その3
その4