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DIYで小屋の解体をしてみた 〜自力で解体はなかなか大変、処分はどうする? 手作り 取り壊し編 1日目

  建築に関しては、Webにも書籍にも情報は多いが、建物の解体については記事も少なく、なかなか情報を集めるのに苦心したので、解体した時のことを書いてみるよ。

DIYで小屋の解体をしてみた 〜自力で解体はなかなか大変、処分はどうする? 手作り 取り壊し



 取り壊ししたのはこの小屋、登記上は明治元年1月1日建築となっているから、実際に建てられたのは江戸時代なのかな? 我が生まれた時にはすでに使用してなかった建物なんだけど、手付かずにしておいても子孫(子供)が苦労するだけだよね。

DIYで小屋の解体をしてみた 〜自力で解体はなかなか大変、処分はどうする? 手作り 取り壊し

 土壁の建物は高く付くとの話もあり、より本格的な蔵を壊す前に、この建物を家族で解体することにしたよ。

 

建築当時は外トイレ(ボットン式)として使われてたらしい、昭和頃にコンクリ補強され、使われなくなったあと、汲み取り部に土を入れて埋め、物置として利用されていた物だ。

 

 150年?もの間雪の多い地方に建って居ただけあって頑丈な作りだが、屋根が落ち始めていたこともあり、台風対策にネットをかけてあったよ。

 

 

DIYで屋根を下ろす 小屋の解体をしてみた 〜自力で解体はなかなか大変、処分はどうする? 手作り 取り壊し

小屋の中身を全て片付けるのに半日かかった後、やっと解体開始、ニッパ片手に瓦を外し下ろしていく。我が屋根上で瓦を外し、脚立上で一人が受け取り、下の人が瓦を借り置きしてく段取り、最初はクッション材の上に瓦を落としていたのだが、割れると回収が大変で結局一枚ずつ手下ろししたよ。

 

  構造としては、屋根板の上に防水紙替わりに針葉樹(杉やヒノキ)の皮を敷き詰め、一度横桟で抑えて、横桟に銅線で瓦を固定してあった、長い年月の間に吹き替えがされているかもしれないが詳細はわからないな。

 

瓦は下の板に銅線で固定されているだけなので、外すのは簡単なのだが、古い瓦で重いし、何より足元が悪いので、最初からなかなか重労働。 3坪ほどの建物だが、下野もある分瓦も多く、3人掛で約3時間かけて下ろしていきます。

 

 

手下ろしした瓦

 瓦の棟のところは、固定用?に土が盛ってあったから、土埃もなかなかすごい

瓦を下ろした後、どこから解体するか迷ったが、隣家も近いし強引に倒すわけにもいかないため、やはり上からばらすしか方法がない。

 

瓦を手で下ろす 屋根の解体

 

 電源ドラムと丸鋸を持ち、再度屋根に上がって棟木(背骨部分)沿いに丸鋸を入れるも、屋根上からでは垂木(下野に向かって伸びる)刃長が足りず、切断しきれない。

 

 仕方ないので屋根板を一メートル程のところで切断し、屋根上から棟木に向かって斧を振り下ろし、叩き切った。この作戦はうまくいって、無事やねの一部を落として撮った写真が上のもの。

 

 文章で書くとそうでもないが実際は、平家とはいえ傾斜のある屋根上で、丸鋸のキックバックを押さえ込んだり、斧を振るう作業。ヘルメットの下は汗だくだ。

 壊した屋根から裏手を除くと、棟木は上下各一本の釘で打ち込まれており、カケヤで下から叩くと良い感じで外れそう。なんとか屋根を下ろす目処がついたところで解体一日目が終了となった。

 

 解体二日目へと続く

 

 私は解体業ではなく、DIYでやってみたことを記事にしてるので、安全には充分気をつけて自己責任で行ってください。 2.3メートルでも木材や瓦など危険物が上から落ちてきたり、足を踏み外して落下すれば命に関わります。ヘルメットなどの保護具や安全装備をつけて行いましょう。

 

 

 

カケヤとバールは手解体の基本道具ですな どちらも大きな方が体重こめて力が入れられるのですが、大きさは筋力と相談ですな。

 

 

 

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