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木製おままごと用キッチンを手作りしたよ <DIY・木工・子供家具・作り方>

 

 おままごと遊び用のキッチンを手作りしたよ

(最近の子はおままごとじゃ無くてお家ゴッコっていうね我が家の周りだけかな?) 

 

 今までは、無印良品製の木製の鍋やフライパンを調理器具に使用し、さらに食材を買い足して遊んでいたのだけど、鍋とフライパンだけでは満足でき無くなってきたらしいので、ままごと用のキッチンを作る事になった。

 調理に興味を持つ事は、あまりにひどい好き嫌いを直すにも良いかもしれない。
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 ままごとキッチンをコンロ台から作るとちと大変だし、設置する場所もとるので以前作成したオットマンのオプションの一つとして、つり棒付のコンロとシンクを作成してみた。

おままごと用キッチンの作り方

 今回のキッチンの作成で一番の難関となったのはシンク用の穴あけ、他にDIYで作った方で多かったのは、板にドリルで円周上に沢山穴あけして、糸鋸でつなぐという方法や、ジクソーを使用して曲線切りしている物が多かった。
 
しかし両方ともきれいに開けるのは結構難しそう。あまりギザギザだと怪我につながるので、まずは家にあった自在錐で穴あけをしてみた。
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材料は安売りしていた18mm厚のパインの集成材、パインはいわゆる松の洋材で、結構柔らかい木材だからなんとかいけるかなと、最近買ったボール盤にセットして回してみた。
 
 しかしさすがに直径150mmは限界だったらしい、ちっとも削り進まず4mm程ほったところで断念。
 
 以前作成した滑り台や、椅子の場合は直径が80mm程だったのでなんとか両面から開けてつながったのだが、さすがにこのサイズだとパワー的に無理らしい。
 
 仕方がないのでトリマー用の大穴開け治具を作成してみた。

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まず、元々のベースプレートから穴の位置を写し取り、細長くカットしたMDF材に穴を開ける。
 
 そして開けたい穴の半径の位置にキリ穴を開けて完成。今回はシンクに150mmのボールを利用したので、少し余裕を見て77mmの位置に穴を開けたよ。
 
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 ちなみに、この治具だと直径600mmくらいまでいけそうだ。
 
 

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 治具に開けた少し大きめのキリ穴ごしに、材料にネジを効かせ、それを中心にトリマーで掘り進める。一度に掘れないため、トリマーを起動したまま深さ調整をしなければならないのでちと怖かったがなんとか成功。きれいな真円が空いたよ。
BOSCH(ボッシュ) パワートリマー〔PMR500〕

BOSCH(ボッシュ) パワートリマー〔PMR500〕

 

 

 
 

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  シンク部分は100均ボールを購入して、先ほどの穴にはめ込んで完成。シンクだけだとキッチンぽく無いので蛇口も作成してみた。
 
 蛇口は本物を買って取り付けようかとも思ったのだが、シンクに似合うデザインの物は結構高かったので断念これも作製する事とした。
 
 蛇口の作成にはフォスナービット(ボアビット)が役に立った、底が平に加工できる上、穴の精度も良く丸棒がきれいに入る。
 

 こちらを購入、価格の割にしっかり作られており切れ味も良い

E-Value 木工用ドリル ボアビットセット 15・20・25・30・35mm 5本組

E-Value 木工用ドリル ボアビットセット 15・20・25・30・35mm 5本組

 

  

 ちなみに蛇口の一番太い所は、100円ショップで購入した麺棒をカット、それに少し角度を付けて、フォスナービットで穴を開け、ホームセンターで購入した丸棒の15mmと12mmを差し込んで作成したよ。
木製丸棒(20パイx910ミリ)

木製丸棒(20パイx910ミリ)

 

 

色付けはアクリル絵の具塗装の後に、愛用のオスモカラーのエクストラクリアを重ね塗り、ベースの色も滲まないし、遊んでいても手に色移りしないので良い感じです。
 

 

 コンロを作る

 

コンロ部分をどう再現するのかはちと悩んだ、ネットで調べると角棒で五徳っぽいデザインにした物や、コルクのコースターを張ったものがあったが、我が家のはIHコンロなので、五徳等は無く、それらの方法だとちとイメージが違う。
 
 丸板やコースターも80mmくらいまでしか見つからず、フライパンのサイズからして100mm以上でそれっぽいデザインは...と、仕事の合間に考えた。
 
 その結果、CDを使用する事に。ガラストップ天板のIHの雰囲気も出るし、プリンターでレーベル面を印刷すればいろんなデザインにもなる。
 
 今回はいらないPC用ドライバのCDを使用したよ。何度も送りつけて来るシマジロウDVDとかも良いと思う。(進研ゼミのダイレクトメール嫌いなのん)
 
 
 
 つまみはちょっと贅沢に金属製、内側からナイロンワッシャーで留めて、くるくる回るようにしてみたよ。コンロの中は木箱になっているのでままごと道具も片付きます。
 
 

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最後にキッチングッズを吊っておけるように、つり棒を差し込んで完成。約半日×3回かかって本日完成しました。
 
 

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 ちょっとが低いので座って遊ぶとリアリティが無いね、これを設置するとオットマンや、レゴテーブルとしては完全に使えないので、キッチン台はまた別に作成するかも。

 
 まあでも喜んでくれたので良しとしましょう。いつか料理も覚えて、好き嫌いも減ると良いな。
 

 子供の成長

追記2016.2.1
ままごとキッチンの作成から4年が経過しました。このおもちゃは段ボールハウスの中で使ったり、センターテーブルに乗せて立って調理したりとシチュエーションを変えながら今までで一番長く遊んだおもちゃになりました。

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 製作に手間はかかりましたが十分元は取れた感じです。しかしその間ずっとオットマンとしては使わせてくれず、これはままごと台から作ればよかったと思いました。

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 ままごとキッチンのおかげか今では好き嫌いも随分減り、本物のキッチンでの料理も手伝うようになりました。良い木工家具になったと思います
 
 
初出2012.2.12 再編集2016.2.1
 

mikenya.hatenadiary.jp

兄弟サイトに手作りブランコの作り方を掲載したよっ!

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