2014年5月下旬、T君に誘われてS君と、福井県大野市と岐阜県本巣市にまたがる能郷白山に登ってきました。
といっても聞くまでそんな名前の山が、福井にある事すら知らなかったのだけどね…
日曜に早朝起きるのは少し辛いが、集合時間は朝6時半となった。というのも福井市内から、登り口となる温見峠までは、大野を経由し酷道(国道)157号線を随分走った先にあるらしいのだ。
麻奈姫ダム迄は良い道だったが、徐々に道が細くなり、国道を示す看板も除雪の為かひしゃげてこの通り。
この国道157号線は、春先に通行止め解除となるが、台風等で通れなくなる事も多く、登山口まで行けない事もあるらしいと聞いていたが、確かにそんなかんじの道でした。カーブミラーも少ないので、すれ違いのタイミングが悪いと事故りそう。気をつけて進みます。
福井県大野市(岐阜県本巣市 福井市内から2時間程で岐阜県との県境となる温見峠に到着。
快晴の日曜となりすでに登山客の車が10台程路肩に並ぶ。 駐車場は特にないので路肩のやや広い場所に寄せて停める感じとなる。
登山開始 8:45
準備して登山開始。最初はブナの森、傾斜も緩く新緑が美しい。
今年登山始めてから1000mを越える山は初めてなので、期待と不安。
持ってきたデジカメが速攻でバッテリー切れ。3年も使うとこんな物か…
写真は以後iPhoneで撮る事となりました。 最近パノラマ撮影気に入ってます。
景色の広い山とは相性良いみたい。
9:29
緩いブナ林も徐々に尾根の急登に変化していき、気がつけば中々の急登。ゆっくりペースでおしゃべりしながらコツコツと登る。
やがて森が終わる頃、遠くの谷間には雪渓が見える。雪に触れられるかな? 高山ならではだねちょっとワクワク。
綺麗に整備された道ではないが、それなりに登山者もいるようで、道が分からなくなる事は無い。森が笹原に変わり、最初のピークまでが急登であった。
最初のピークで休憩を入れる、ここからの道は緩いアップダウンで、足は楽だった。日差しが無くなり薄曇りとなってきたので、展望はさみしい感じだが、暑さも和らいだのは幸いだ。
頂上と思わせといて、違うという小さなピークを二つ程過ぎる。谷の部分は登山道でも雪が残るようになり、少し道がグズい。多い所で残雪は1000mm位だろうか、5月にこれだけあれば中々だ、大野でもこの辺りは豪雪地域らしい。
10:20
やや大きめの雪渓があってテンションが上がる。雪面は固く締まっているので、歩きやすい。
10:40 無事、能郷白山頂上1,617mに到達
立て札が一つと三角点があるが、ちと地味な空間なので、記念撮影だけして奥の社へと向かう事にする。
10:48 山頂から徒歩5分ほどの社周辺
山頂より社周辺の方が展望が良く人も多い。20人程が思い思いの場所に陣取ってお昼を食べていた。
我ら3人は社手前の雪渓の所に陣取り食事をとる事とする。ガスが出ており遠くは望めないがが、雪解けしたばかりの地面にはカタクリの花も咲きそろっていて、ロケーションは良い。
T君が素敵な物をくれた。ノンアルコールではあるが、山頂で良く冷えたピール!流石だ。
T君持参の鍋とコンロで、前日好日で買った、パスタとカップ麺を作る。
パスタは麺のボリュームがあり腹にたまるが、味は今ひとつ、400円と奮発したのにちょっと残念。
食べていると小さな虫が多い事に気づく、っていうかかなり多い。 野山なので仕方ないが、ラーメンに落ちたりして、テンションダウン、ベア・グリルスのサバイバルじゃないんだから、そんなタンパク源はいらない…
5月の様子 カタクリの花 片栗粉
カタクリの花は下を向いているので、一眼レフよりケータイの方が撮りやすいかもね、地面すれすれを狙ってみる。
途中咲いていたムラサキヤシオツツジと謎の花。
11:40頃から下山
休憩を挟み 12:40頃登山口に至る
T君持参のGPSロガー作成データ。最初と最後の急登がよく分かる。序盤の森の中?はデータが飛んでいるが、その後は順調に高度まで拾っている。中々これは面白いね
食事時の虫の多さには閉口したが、刺すタイプではなかったので良かった。個人的には雪景色が別世界に来たようで楽しかった。体力的にも少し安定してきたのが良かった。少しずつ高い山も狙えるかな? 遠い場所だが展望の良い日にまた来れると良いな。
GPSロガーはこれですね、登山界では定番品らしいです